どうも。らくあま(@rakuamablog)です。
アマゾンが高音質の音楽配信サービス「Amazon Music HD」を始めました。
アマゾンではもともと「Prime Music」というプライム会員向けの定額制音楽配信サービスを提供していますが、そこに高音質サウンドが加わります。
どのようなサービスなのか紹介していきます。
定額ストリーミングサービスとは
最近は様々な定額制ストリーミングサービスが登場しています。
毎月定額の料金を支払うことで、サービス会社が提供している様々なジャンルの音楽を制限なくいくらでも聴くことが出来るサービスのことです。
例えば、有名どころだと
- Apple Music
- Spotify
- AWA
- YouTube Music
そして、Amazonが提供している「Prime Music」もそうです。
ちなみに「Prime Music」は日本における定額制ストリーミングサービスの中では最も利用されているサービスとのことです。
しかしストリーミングによるデジタル音源は本来のアナログ音源をかなり圧縮しているもので、音質としてはCDと比較しても決してよいものとは言えません。
ハイレゾ音源とは
ハイレゾ音源とは、CDの情報量を超える高音質の音源のこと。
つまり、今回アマゾンが発表したサービスは、CDで聴くことが出来る音よりも高音質なサウンドをストリーミングによって提供するというものです。
音質は、サンプリング周波数(kHz)と量子化ビット数(bit)で表され、数値が高いほど高音質。
CDには16bit/48kHzまでの音質。ハイレゾはそれ以上の音質でCDには入り切りません。
CDでは録音時の本来の音源を圧縮して収めているので、ハイレゾは元の状態に近い音質になり、よりきれいな音で音楽を聴くことができるようになります。
Amazon Music HD
さて、前置きはこれくらいにして、今回アマゾンが発表したサービスですが、2つの音質が提供されます。
High Definition(HD)
- 最大850kbps
- 44.1kHz/16bit
- 6500万曲
Ultra High Definition(Ultra HD)
- 最大3730kbps
- 192kHz/24bit
- 数百万曲
「Ultra High Definition」の方がより高音質ですが、用意できる楽曲数は数百万曲。
逆に「High Definition」は「Ultra High Definition」には音質では及ばないものの6500万曲を提供するとしています。
このサービスはどちらかを選択するのではなく、両方の音質を楽しむことが出来ます。
料金
- 新規加入者 月額1980円
- プライム会員 月額1780円
- AmazonMusicUnlimited加入者 月額1000円
料金は上記のようになっていて、これから新規加入する人は、月額1980円。
プライム会員であれば、月額1780円と少し安くなります。
そして「AmazonMusicUnlimited」に加入していると、その料金に月額1000円を上乗せの料金でサービスを受けることが出来る料金体系。
キャンペーン
料金をみると
「ちょっとお高いかな・・・」
と個人的には感じてしまいました。
私は「Amazon Music Unlimited」に加入しているので、追加1000円で利用はできますが、ちょっとそこまでは・・・という感じです。
しかし、そこはアマゾン。お試しで体験できるキャンペーンを用意されています。
【申込はこちらから】
高音質ストリーミング配信 | Amazon Music HD
音に拘る人は、とても興味深いサービスの開始ですが、今までハイレゾ音源をあまり聴いたことがなく馴染みのない人にとっても、このキャンペーンはお試し体験が出来るとても良い機会なのではないかと思います。
何事も自身で経験しないとそのサービスの良さは実感できませんからね。
ただし、3ヶ月の無料期間が終了すると、自動的に契約更新されて毎月料金がかかるようになりますのでご注意を。
無料期間だけでサービスを終えたい時は解約を忘れずに
注意点
ここまで聞くと「ハイレゾっていいな。試してみようかな」となりますが、ちょっと注意点があります。
ストリーミングサービスでハイレゾ音楽を聴くためには「対応した環境」と「再生する機器」が必要です。
1 膨大なデータ通信
ハイレゾ音源は膨大なデータを必要とするので、スマホでこのサービスを利用して聴く場合、通信量が半端ないことになり、速度制限に引っかかってしまう可能性があります。
格安simを利用しているスマホでは厳しいでしょう。
2 対応した機器 端末
「Amazon Music HD」は様々なデバイスで再生可能のようですが、スマホは古いタイプのものだとハイレゾ音源に対応していない機種もありますので注意が必要。
基本的に2014年以降に発売されたiPhone、Android端末は再生サポートされているようですが、あなたのスマホがハイレゾに対応しているかサービスを申し込む前に確認しておきましょう。
ちなみに、アマゾンデバイスでAlexa対応のEcho(第2世代以降)、FireTV、Fireタブレットは、ハイレゾ音源再生に対応しています。
3 ヘッドホン
端末だけでなくヘッドホンもハイレゾに対応したものでなければなりません。
有線のヘッドホンは大丈夫のようですが、特にワイヤレスイヤホンは現状では対応していないものがほとんどのようです。
まとめ
注意点があるとは言え、ストリーミングサービスでハイレゾによる超高音質のサウンドが楽しめるサービスが提供されるのは嬉しいことです。
ハイレゾは、少しずつ一般に普及してきているもののまだ音楽に拘りのある人達向けの楽しみという印象があり、また外出時にスマホで楽しむには通信環境と再生機器にも課題があります。
しかし、今後音楽のストリーミングは今回のアマゾンのような高音質のサービスが提供されるようになっていくのでしょう。
今の環境を考えると、とりあえず通信環境が整っている自宅で利用する機会がメインになり、 今後5Gや対応するイヤホンの普及などの環境が整ってくると町中でもより多くの人たちが利用するようなサービスになってくるかも知れません。
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